大動脈弁閉鎖不全症 AR aortic regurgitation
急性の経過での発症は致死的である。
<原因>
感染性心内膜炎、人工弁の破綻、大動脈解離、、、、
急性発症は左心不全症状を引き起こす。
IABPは使用できない。
(ARでは拡張期に左室内逆流を引き起こす。一方IABPは拡張期の大動脈内圧を上昇させるため、逆流は悪化してしまう。)
エコー評価で最も簡便なのは、左室内への逆流ジェトを目視で評価する方法。主観が入る上に定量性はまったくない。
PHT pressure half time
大動脈弁における逆流波形を連続波ドプラで観察。
短いほど(数字が小さいほど)重症
軽度:PHT > 500msec
高度:PHT < 200msec
vena contracta
傍胸骨長軸像で
カラードプラにてジェット幅最小値を測定
vena contracta > 6mmで高度閉鎖不全
<手術適応>
心不全症例
or
無症状でも左室拡張末期径>70mm または 収縮末期径 > 50mm