臨床医学-循環器内科
今回は、、、 ” Lenient versus Strict Rate Control in Patients with Atrial Fibrillation ” 2010年にNEJMから出たRCT。 「心房細動の心拍数管理について。緩い管理 VS 厳格管理」 Abstract 心房細動のガイドラインではRate controlが治療として記載されて…
冠攣縮性狭心症の診断アルゴリズム ※心臓カテーテル検査は必ずしも必須でない 【疫学】 ●危険因子では喫煙が目立っている。 ●飲酒は尿中Mg排泄を促進。Mg欠乏は冠攣縮性狭心症と関連あり。 ●HDLコレステロールの低下が冠攣縮性狭心症と関連あるかも。 ●男>…
ふと思った 「心不全治療薬のファンタスティック・フォー。それらはできるだけ多く使用したほうが良いのか?目標量はあるのだろうか?」 <fantastic four> ●β-blocker ●ARB or ACE blocker → ARNI ●SGLT阻害薬 ●MRA ACE阻害薬:できるだけ盛る。最大量 8mg…
研修医症例発表でirAE心筋炎の症例で最優秀賞をとったのでスライドをここにまとめます。 (背景と考察のみ記載します) 【題名】乳癌に対する免疫療法中に発症した免疫関連有害事象(irAE)心筋炎で早期治療介入により救命に成功した一例 【背景】●ICI(免疫チ…
EF Ejection Farction(駆出率)の測定 理想的な駆出率は (一回心拍出量/拡張期心室内容積)*100 と求められますが、超音波で正確なEFを求めるのには限界があります。 そこで心臓超音波検査では大体のEFを測定しているわけです。 そもそもEFの正常値はいく…